2011年5月14日土曜日

芦屋市立図書館打出分室

今回から実際の近代建築取材のウラ話を紹介したいと思う。
まずは「芦屋の図書館分室」

建築にあまり興味のない方には、ここだけ目指して訪れても少し物足りないかもしれない。
でも、石造りの外壁にツタの絡まる姿はとっても壮観。
芦屋にある他の近代建築とともになら、結構たのしめるだろう。















写真は書籍で紹介しているのとは別のアングル。
実は、カメラマンに撮ってもらった時期は真冬で、ツタは枯れて石組みが露になっていた。
恥ずかしいことに、小生は、ツタが季節によって枯れるとは思っておらず、
「ツタって、常緑でしょう。甲子園見てても枯れたとこ見たことありませんよ」
なんて、編集の人にエラそうに言ってしまってた。ら、
なんと私の取材資料用に撮った時とは違って、プロの撮影時にはあられもない姿。
「あちゃ〜。スンマセン」の世界だった。

まぁ、どちらの姿も、それはそれでいいカンジだけれど・・・。





















この写真は円頭アーチ窓を中から見たもの。
1シーンを区切ってみると、なかなか深みも感じられる。
こんな見かたをしてくださいませ。

で、話は前後左右するけれど(左右はいりませんが)
文中で、ルスティカ風という言葉の説明をしているが、
取材時には、「芦屋の広報誌の中ではルスティカ仕上げ」と表記しているといわれた。
でも、この本の監修をお願いしたヘリテージマネージャーの沢田さんに聞くと
「これは仕上げではなく、風、でしょう」と。
これまた、お恥ずかしい話で、
どう違うのかと、当時は理解したと思うんだが、今では、たぶんこうだろうなぁ、
という程度の覚え具合。はっきりとは、忘れた。
年のせいかなぁ。(と、年齢に責任をかぶせておこう)
興味のある方は、調べてみてほしい。

ちなみに書籍の中で図書館の近くに京極小児科クリニックの建物にも触れているが、写真は載せていないので、ここで、ほんのちなみに、載せておこう。戦後に建てられたものというが、つくりがなかなか珍しいでしょう?

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