深江文化村は阪神芦屋駅から徒歩15分ほどのところにある。
大正末に中庭を囲んで13棟の洋館が建てられたというが、
今では「冨永家住宅」「古澤家住宅」の2件のみが残る。
ここが文化村といわれた由縁は、
ロシア革命をのがれた亡命者たちが、
このあたりに居住し、
なかにピアニストや指揮者など文化人が多く、
彼らを慕って集まった日本人門下生がやがて
著名な音楽家にもなっていたことなどからである。
「芦屋文化村」とも呼ばれていたらしい。
ゴンチャロフ製菓やモロゾフなどは
この時代の亡命者が設立した会社である。
冨永家は、木造ツーバイフォーの2階建て。
古澤家は、急勾配のスレート切妻屋根が特徴的。
どちらもきれいに保存されているが、個人宅なので、
見学するには、
遠くから静かに見守る程度にしてほしい。
文化村から
すこし南西に太田酒造迎賓館がある。
旧小寺源吾別邸である。
スパニッシュ風。
ヴォーリズの設計と言われている。
文化村の紹介看板が立ててある
古澤家。書籍の取材資料用にとったもの。
冨永家。裏庭側からのショット。
太田酒造迎賓館。塀越しに垣間みる。
詳しくは
ブログ右手にあるリンクから。
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